PM2.5とは?PM2.5を防ぐべき理由とおすすめマスク

PM2.5とは?PM2.5を防ぐべき理由とおすすめマスク

近年、PM2.5などによる深刻な大気汚染の発生から健康被害が懸念されています。PM2.5の濃度が基準値を上回ると、外出や屋外での激しい運動を控えることが推奨されています。そうはいっても、全く外に出ないというのは難しいですよね。そんな時はPM2.5をしっかりガードできるマスクを着用しましょう。今回は、PM2.5を防いだ方が良い理由とおすすめのマスクをご紹介します。

PM2.5とは?吸入しない方が良い理由は?

PM2.5って何?

PM2.5とは、大気中に浮遊している粒径2.5μm以下の非常に小さな粒子状物質です。このサイズを例えるなら、髪の毛の太さの30分の1~40分の1程度です。PMとは「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字をとったもので、大気汚染の原因となる粒子状の物質のことです。

発生源は、工場や自動車の排気ガスなど人工的なものの他に、土壌や火山の噴煙など自然由来のものもあります。家庭では喫煙や調理、ストーブの使用などもPM2.5の発生源となり、完全に避けるのは難しいのが特徴です。

近年日本国内のPM2.5濃度が上昇している理由としては、中国のPM2.5などによる深刻な大気汚染の発生によるものだとされています。季節では、3~5月にかけて濃度が上昇する傾向があります。

PM2.5を防ぐべき理由

PM2.5はあまりにも小さく、呼吸器系の奥深くに入ってしまうため、健康に様々な影響を及ぼすと言われています。ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを高めると考えられていて、他にも目のかゆみや腫れなどの眼科系疾患や、動悸・息切れなどの心血管系疾患の症状が起こりやすいとされています。

特に呼吸器系や循環器系の疾患のある方、子供や高齢者などはその影響が出やすいので注意が必要です。

PM2.5の濃度が暫定的な指針となる値(1日平均値70μg/m3)を超えた場合には、外気をできるだけ取り込まないよう推奨されています。お住まいの地域のPM2.5濃度は専用サイトやニュースで確認できます。自治体から注意喚起が行われたら、屋外にいる方は注意してください。長時間の激しい運動を減らしたり、マスクをつけるなどの対応をとりましょう。

PM2.5対策においてNGなマスクとつけ方

PM2.5の吸入防止効果のないマスクを使用している

一般的な風邪・花粉対策用のマスクには、PM2.5の吸引防止効果のないものもあります。例えば、花粉はPM2.5よりも粒子が大きいため、花粉だけに対応しているマスクだとPM2.5を防げません。花粉対策用のマスクは通気性が良く呼吸がしやすいので普段使いしている方もいると思いますが、PM2.5が多い日にはおすすめ出来ません。パッケージに「PM2.5対応」と記載しているもの又は医療用や産業用の高性能な防じんマスク(N95※1やDS2※2以上の規格のもの)を使用するようにしましょう。

※1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
※2:日本の厚生労働省が定めた規格。

顔の大きさに合っていない

家族全員で同じマスクを使っている家庭もありますが、顔の大きさに合わないマスクを着用してしまうと十分な効果が得られません。マスクが大きすぎても小さすぎても隙間が出来てしまい、そこからPM2.5が侵入します。ご家族の顔の大きさに合わせてマスクを選びましょう。

同じマスクを長時間つける

マスクを最初に着用してから長時間経過したマスクを使うのはおすすめできません。マスクを買い忘れたからと同じマスクを使い回すと、マスクを外したりつけたりするなかで、マスクの外側に付着したPM2.5を取り込んでしまう危険があります。濡れたり汚れたりした時はその都度取り替えてください。

大容量のマスクなら買い換える手間が少なくなるのでおすすめです。
「フィッティ 7DAYSマスク EXプラス 60枚入」は毎日マスクを使う方にもぴったり。不織布の三層式フィルタでPM2.5や花粉をしっかり防ぎます。耳掛けゴムには耳が痛くなりにくい「幅広ふわふわゴム」を使っています。

フィッティ 7DAYSマスク EXプラス 60枚入

予備のマスクを持ち歩く方には「フィッティ シルキータッチ 耳ゴムふわり 7枚入」がおすすめ。耳にやさしい幅広ふわふわゴムを採用しているため耳が痛くなりにくいのが特長です。マスクが個別包装されていて持ち運びに便利なのも嬉しいポイント。

フィッティ シルキータッチ 耳ゴムふわり 7枚入

マスクを選ぶときのポイント

規格に基づいた製品かどうか

マスクには様々な種類があり、PM2.5の吸入防止効果にも差があります。そこで基準になるのが規格に基づいているかどうかです。米国の規格に基づいて認定されたN95以上の規格のマスクや、日本の労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したDS2以上の規格のマスクを選びましょう。医療用や産業用の高性能な防じんマスクはこの規格に基づいて作られています。微粒子の捕集効率の高いフィルタを使っているので、PM2.5をはじめとした微粒子の吸入を減らす効果があります。

また、一般用マスクでは、パッケージや公式サイトなどでフィルタ捕集効率試験の結果を確認してみましょう。例えば「フィッティ 7DAYSマスク EXプラス 7枚入」は4種の試験で99%カットという結果を出しています。「BFE試験」は細菌を含む飛沫、「VFE試験」はウイルスを含む飛沫、「花粉捕集効率試験」は花粉、「PFE試験」は微粒子、それぞれをマスクのフィルタがどれだけキャッチできるかの試験です。メーカーによって行なっている試験や結果が異なるので、ぜひチェックしてみてください。

フィッティ 7DAYSマスク EXプラス 7枚入

顔とマスクに隙間が無いか

マスク自体のPM2.5の吸入防止効果が高くても、顔とマスクに隙間が無いようにつけなければ十分な役割が果たされません。マスクは種類によってつけ方が違うので、まずはパッケージをよく読んでつけ方を確認しましょう。特に鼻や頰のあたりは隙間が生まれやすい箇所。ノーズフィッターを鼻に沿って曲げる時や、プリーツを顔に合わせて広げた後は、隙間が無いか手で触ってチェックしてみてください。

賢くマスクを選んでPM2.5を防ごう

PM2.5の体内への侵入を防ぐには、しっかりと規格をクリアしているマスクを選ぶことが大切。また、マスク着用時には顔とマスクに隙間を作らずにフィットさせることもポイント。正しいマスクの種類とつけ方を知り、PM2.5対策を行いましょう。

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