
個包装マスクのメリットは?デメリットはある?
目次
個包装マスクのメリットとは?
箱の中にそのまま詰められたマスクがある一方で、1枚1枚が袋に入っている個包装マスクもあります。そうした個包装となっているマスクのメリットにはどういったものがあるのでしょうか?
衛生的
個包装されたマスクのメリットとして、衛生面での安心感がまず挙げられます。大容量で売られているものを小分けして、市販のマスクケースなどに入れて持ち歩くことももちろんできますが、衛生面という点ではやはり密封されている個包装マスクが勝っているといえます。
手軽に持ち歩ける
1枚だけをバッグにしのばせておくといったことを容易にできるのが、個包装マスクの使い勝手の良さでもあります。マスクケースに移す手間がかかりませんので、気軽にバッグに常備しておけます。
また、マスクケースに収納したマスクよりも個包装マスクのほうがかさばらず軽いことがほとんどですので、より携行しやすいといえるでしょう。
どこでも手に入れやすい
箱に入っているお得用のマスクもさまざまな場所で販売されるようになりましたが、品揃えが豊富なのはドラッグストアなどではないでしょうか。
一方、5枚入りや7枚入りといった単位で販売されることの多い個包装マスクは、比較的どこでも手に入りやすいといえるでしょう。外出時や今すぐ必要というときにコンビニエンスストアなどで欲しい分だけ手軽に買えることが多いのも、個包装マスクのメリットといえます。
高機能が多い
徳用パックのマスクはコストパフォーマンス重視であることが多く、機能性よりも一定以上の品質を手頃な価格で提供することが優先される傾向にあるといえるでしょう。
反対に、個包装マスクは機能性やデザイン性にこだわったマスクが多いという傾向にあります。
個包装マスクにデメリットはある?
個包装マスクのデメリットは、1枚1枚包装されている分だけ割高になりがちな点が挙げられるでしょう。しかし、衛生面や携行時の利便性を重視すべき場面では、コストよりもスペックや使い勝手の良さを優先したいものです。
一方、限られた時間内にとりあえず飛沫の飛散が軽減できれば十分と考えられる学校給食の配膳時のように、求められる機能が比較的少ないシーンでは、個包装ではないコストパフォーマンス重視のマスクの利用は経済的であるといえます。
個包装でないマスクだと何が心配?
個包装になっていないマスクの場合、気をつけたい点としてはどういったものがあるか確認しておきましょう。
手指の接触
マスクの着脱時に注意したいのは、マスクを触ることになる手指に付着している菌やウイルスなどです。
どういった包装形態のマスクであっても、着脱前後には手をしっかりと洗って清潔にしておくことが重要です。個包装になっているマスクは1枚ずつの袋を開けるまで手指が触れないので、衛生的であるといえるでしょう。
一方、個包装になっていないマスクの場合、複数枚がまとめて収納されている場所から1枚ずつ取り出す使い方のため、素手で触れる機会が増えます。この点で、手指との接触が個別の袋の開封タイミング以降に限られる個包装マスクよりも、なお一層の配慮が必要といえるでしょう。
基本的に長期間の保管には向かない
直射日光や高温多湿の環境下においては、マスクの品質が保てないことがあります。
個包装されていないマスクの場合、箱や外袋の開封後に中に入り込んだちりやホコリで汚れてしまったり、長期間保管するうちに空気中の湿気を吸って湿気ってしまったりという可能性があります。個包装されていないマスクは基本的に、短期間で量を必要とする場合に向くタイプと考えましょう。
こんなときにはやっぱり個包装マスク
感染対策のためのマスク
感染対策目的の場合、菌やウイルスを含む飛沫のカットに適するフィルタの性能は重要です。
感染対策で着用するならば、フィルタ性能の高いマスクを選ぶことが大切です。ただし、フィルタ性能が高いマスクでも、菌やウイルスを含む飛沫がマスク内側に付着すれば、フィルタ本来の力が発揮されません。その点、使用開始直前まで密封されている個包装マスクは、マスクの内側に菌やウイルスを含む飛沫が付着する機会を減らすことができると考えられます。
とは言っても、鼻や口元、身の回りのものに無意識に手を持っていく回数は思いのほかに多いものです。着脱時にはマスクの内側を手指で触らないように気をつけましょう。なお、全く触れないようにすることは日常生活では難しいため、インフルエンザの流行シーズンや花粉の飛散時期などは一度マスクを外したら新しいものに替えるのが理想的といえます。その点でも個包装なら、替えのマスクをカバンの中などに入れて置けるのでとても便利です。
咳・くしゃみ対策としてのマスク
インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。
既に体調を崩している場合や病み上がりであれば、家を出る際にマスクをつければよいですが、外出先で急に咳・くしゃみが出て止まらなくなるということも。そうした場合の備えとして、個包装のマスクを常に持ち歩き、咳やくしゃみが出たらマスクを正しくつけて飛沫を飛散させないようにしましょう。
花粉対策としてのマスク
花粉の飛散シーズンでは、部屋の中でも花粉が空気中に漂っていることが多く、徳用パックなどはマスクがそのまま箱に入っているものは、箱のスキマや開けた時に花粉やホコリがマスクに付着する可能性があります。花粉を吸い込まないようにするためにつけているマスクなのに、口や鼻に接する内側に花粉が付着してしまっては意味がありません。携行しやすく、1枚ずつ密封されている個包装が、花粉対策にも使い勝手が良いでしょう。
喉の保湿のためのマスク
空気が乾燥するシーズンや湿度が極端に低い飛行機内や暖房が効いた室内などで、喉を乾燥から守るためにマスクを使う人も少なくないでしょう。このように「乾燥するからマスクをつけたい」など、さまざまな場面でマスクの必要性を感じる人が増えつつあるなか、持ち歩きしやすい個包装マスクは便利といえます。
備蓄品としてのマスク
災害時に多くの人が集まって過ごす避難所などでは、細菌やウイルスを含む飛沫による感染の恐れが高く、また、手洗い・うがいを十分に行えない場合もあります。
そういったことから、マスクは防災用のリュックの中に入れておくべき必需品です。防災用のアイテムは長期保管が前提ですので、汚れや湿気といった心配の少ない個包装のマスクが理想的といえるでしょう。
おすすめの個別包装マスク
フィッティ シルキータッチ 耳ゴムふわり 30枚入
大容量の個別包装マスクを購入したい方におすすめなのが「フィッティ シルキータッチ 耳ゴムふわり 30枚入」。シルクのような肌ざわりの不織布に、幅広ふわふわゴムを採用。耳が痛くなりにくく、着け心地の良いマスクです。玄関などに置いて使えるシンプルなデザインのケース付。
マスク選びは個包装ならではの利点を加味して
マスクは鼻や口に直接触れる製品ですので、衛生面には十分な注意を払いたいですね。その点、個包装マスクはやはり安心。個別に包装されているので清潔に使用できる上、高い機能性も備えており、マスクの理想形ともいえることを考えれば、購入を検討するに十分値するでしょう。