マスクで対策できることはこんなにもあるんです!

マスクで対策できることはこんなにもあるんです!

誰でも風邪やインフルエンザ等の病気にはかかりたくないものですよね。それらの感染経路の一つである「飛沫感染」の拡散を抑える役割を担っているのがマスクです。他にもマスクでできることはたくさんあります。今回は、マスクの様々な使用用途についてご紹介します。

マスクで対策できることって?

ドラッグストアやコンビニ等で手軽に入手できるマスク。近年は風邪をひいた人のマナーが向上したこともあり、マスクをつけている人をよく見かけます。

厚生労働省が推奨している「咳エチケット」という言葉を聞いたことはありますか?これは、咳やくしゃみが出る方がマスクやハンカチなどで鼻や口を押さえることを指し、飛沫による他人への感染を防ぐと言われています。病院や調剤薬局ではマスク着用を明示しているところも増えてきました。

このように私たちの生活の中でマスクは重要な役割を持っています。では具体的にどのような役割を持っているのでしょうか。家庭用マスクの着用で期待できる効果をご紹介します。

自分が咳、くしゃみが出る場合、他人に飛沫感染させるリスクを軽減

自分が咳やくしゃみが出る場合、他人に飛沫がかからないよう咳エチケットとしてマスクをつけることにより、他人に感染させるリスクを軽減します。

乾燥を好むウイルス感染を軽減

感染の原因である多くの細菌やウイルスは、乾燥した環境を好むため冬に流行します。その場合、マスクをつけることにより喉の粘膜を乾燥から守ることができます。しかし、夏風邪の元となるウイルスは暑くて湿度の高い夏の環境を好むので逆効果となるので注意が必要です。

花粉

花粉対策の基本としてマスクが使用されることが多くなりました。花粉は細菌やウイルス飛沫よりも大きいため、かぜ用のマスクであれば花粉対策には問題ありません。

ホコリ等の粉塵

掃除の際や、ホコリ等が発生する場所での吸い込みを減らすことが可能です。

肌の乾燥

秋から冬の季節や、空調のコントロールされた場所ではお肌が乾燥しがちになりますよね。そんな時にマスクをつけることによって、吐く息が水蒸気となって肌を乾燥から守ることもできます。

すっぴん隠し

なるべく顔を見られたくない時、ありませんか?お化粧ができなかった時や、顔のむくみを隠したい時などにマスクはおすすめです。なかには小顔に見えるラウンドカットが施されたマスクも販売されています。

このようにマスクは多くの事に使用できます。ただし、感染対策にはマスクをつけたから万全というわけではありません。手洗い・うがいの励行、適度な運動と十分な睡眠・バランスの良い食生活などの複合的な対策が必要となり、体調を整え免疫力を上げることが重要です。

マスクを十分に活用するには

様々な種類や形があるマスクを対策目的で選ぶ際は、素材・形によるつけ心地や顔への密着性がポイント。マスクを十分に活用するためには、自分に合ったものを見つける必要があります。

ここでは、マスクの「サイズ」「つけ方」「外し方」についてご説明します。

感染対策のためのマスクはジャストサイズ

あなたは自分に合うマスクのサイズを知っていますか?顔に合わないサイズのマスクでは、花粉やウイルスが隙間から入り込めるため十分に役割を果たすことができません。あなたにぴったりのマスクを見つけるために、まずはサイズの測り方を知りましょう。

マスクのサイズの測り方
①親指と人差し指で「L」字をつくります
②L字にした手を、親指の先端を耳の一番高い所、人差し指を鼻の付け根から1センチ下にあてます
③親指から人差し指までの幅(長さ)を測り、サイズの目安とします

長さによるサイズの目安は以下の通りです。
(子供用)9cm~11cm
(小さめ)10.5cm~12.5cm
(ふつう)12cm~14.5cm
(大きめ)14cm以上

同じサイズのマスクでも、形によって合う・合わないがあると思いますので、まずは3~7枚入りの小容量マスクを試してみることをおすすめします。

隙間がないようにマスクをつける

対策のためにつけるマスクは、顔に合ったサイズの次につけ方も重要となります。役割を十分に果たすために、顔とマスクの間に隙間ができないようにつけてください。隙間ができてしまうと、花粉やウイルスなどが侵入し、有効な対策になりません。

【平型マスク、立体型マスクの場合】
マスクで鼻から顎までを覆い、顔にフィットさせながら耳かけゴムをかけます。

【プリーツ型マスクの場合】
①ノーズフィッターを、ご自身の鼻の形に合わせます。
②顔にフィットさせながら耳かけゴムをかけます。
③ご自身の顔の大きさに合わせて、プリーツ(ひだ)を上下に広げます。

マスクの表裏、上下について

マスクには、上下、表裏が存在します。反対につけてしまうとマスクの役割が果たされないため必ず確認しましょう。

・表裏については、マスクの種類により異なりますので、それぞれのマスクのパッケージで確認しましょう。
・プリーツマスクは、ノーズフィッターがついているものは、ノーズフィッター側が上になります。

マスクの外し方

マスクは、つけている時だけではなく外す時も気をつけましょう。使用したマスクには様々な異物が付着していますので、外す際は表面や内面に触れないように注意しながら耳かけゴムを持って外し、逆側に折りたたんでビニール袋などに入れて捨てるようにしましょう。処分した後は、手洗いも忘れずに。

またマスクを長時間使用すると雑菌が繁殖してしまいます。息によってマスクが湿ってきたりニオイを感じるようになったりしたら交換しましょう。不織布でできたマスクは、原則使いきりです。もったいないと思って何日も使い回すことは、せっかくの対策が無駄になってしまいかねません。

どんなマスクがあるの?お気に入りを見つけよう!

マスクは用途によって「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」と分かれています。ドラッグストアやコンビニ等で入手できるものは主に家庭用マスクといわれるものです。

家庭用マスク
風邪や花粉・ほこり対策、防寒や保湿を目的として日常的に使用されるマスク。

医療用マスク、産業用マスク
限られた現場で使用するマスクで、主な使用環境は、医療現場での感染防止用や工場での防塵対策として使用されています。

簡単に入手できる家庭用マスクですが、その形状によって3つのタイプに分かれます。

家庭用マスク、形状は3種類
●平型マスク・・・一般的なガーゼマスクのことで、保湿性・保温性に優れています。
●プリーツマスク・・・不織布でできており、プリーツ(ひだ)状になっている。プリーツを上下に広げることで、口元に空間を作ることができるため、呼吸がしやすく口の動きにも柔軟に対応することが可能。
●立体型マスク・・・不織布でできており、人の顔の形に合わせた立体的なデザイン。マスクと口元の間に空間ができるため、息苦しさや話し辛さが緩和され、女性にはメイクが落ちにくいというメリットもあります。

家庭用マスクは、衛生的な個別包装のもの、お手ごろ価格の箱入りなど様々なラインアップがあります。急にマスクをつけなければいけないシーンなどに備え、バッグの中に個別包装タイプを忍ばせておくといいですね。

素材について(不織布、ガーゼ)

マスクの本体部分の素材は主に「ガーゼ」と「不織布」の2種類があります。もともと医療用マスクの素材として一般的であった不織布マスクは、近年のインフルエンザの流行や花粉症人口の増加などにより、現在は家庭用マスクの総生産数の9割を占めています。

保湿効果のあるマスク

マスクの内側に保湿成分を加工したマスクやウェットシートを収納して使用するマスクも発売されています。乾燥する秋や冬でも肌や喉を潤すことができ、寝ている間につければ風邪対策として使えます。

防寒対策にも使えるマスク

「吸湿発熱素材」という言葉を聞いたことはありますか?下着などに使われていることが多いですが、湿気を熱に変えるというあったか素材です。実は、マスクにも吸湿発熱素材と保温性不織布を組み合わせたものがあり、使い捨てカイロのように普及していくかもしれません。

アロマ効果のあるマスク

マスクに、天然ブレンドアロマオイルや天然エッセンシャルオイルを塗布したものが発売されています。ミント系は爽快感、エッセンシャルオイルを使用したものはフレグランスによりリラックス効果が期待できます。

サイズ

マスクのサイズは、適応年齢が1歳半からと、ほぼ全ての年代で使用可能なサイズが各社から発売されていますがコンビニエンスストアやドラッグストアで簡単に入手できるサイズは「キッズ」「やや小さめ」「ふつう」「やや大きめ」が一般的です。

家庭用マスクの色は、一般的な白だけでなく、ピンクやパステルカラー、黒など多様な色が各社から発売されており、キッズ用にはキャラクターが描かれたマスクなど、様々なラインアップが揃っています。

マスク着用時の“困った”に対応するアイテム

マスクをつけていると、耳かけゴムが痛かったり眼鏡が曇ったり隙間が出来たりと、困った事はありませんか?そんな時は、下記のようなアイテムがお助けします!

マスクの困り事①耳が痛い

「マスクをつけると耳のゴムが痛い」「耳が痛くなるからマスクはつけたくないな...」なんてことはありませんか?痛いからと耳かけゴムを伸ばして使うと顔にフィットせず隙間が出来てしまうこともあるので注意が必要です。こういった背景から、様々なマスクが開発され、耳かけゴムが痛くなりにくい工夫がされているものも発売されています。

フィッティシリーズには「幅広やわらかゴム」「ふわもこ耳ゴム」などがあり、耳が痛くなりにくい快適なつけ心地を実現しています。

マスクの困り事②眼鏡が曇る

視力の悪い方や花粉シーズンでコンタクトが不安な方は、マスクと一緒に眼鏡をかけることが多いと思います。ただマスクと眼鏡を同時につけると眼鏡が曇ってしまうため、使いにくさを感じることも。

そこでおすすめしたいのが、眼鏡の曇り止め。塗るタイプやクロスタイプ等が販売されており、なかでも「フィッティPLUS+めがねのくもり止め」はレンズクリーナーとして普段使いもできる2way仕様が魅力的です。

マスクの困り事③隙間が出来る

どうしてもマスクと顔の隙間ができてしまったり、隙間があると眼鏡がくもったりとお困りの時は、不織布マスクにテープや面ファスナーで貼りつけ、顔と密着させるノーズパッドがおすすめです。繰り返し使えるタイプは、マスクずれ防止パッドとして国内で初めて発売された「マスクにはるこちゃん(TM)」や、「フィッティPLUS+ノーズパッド」があります。

対策は目的に合ったマスクで

様々なことに使用できるマスク。そのマスクにもいろんなタイプがあり、またマスクの働きを手助けしてくれるアイテムがあることも分かりました。

今回ご紹介した内容を踏まえ、目的に合ったマスク選びと正しい使用方法を知ることで、きっと快適なマスクに出会えるはずです。目的に合ったあなたにぴったりのマスクをつけて対策効果を高めましょう。

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