引越し掃除のポイントを解説!ホコリ対策のコツとは?

引越し掃除のポイントを解説!ホコリ対策のコツとは?

引越し時は、退去する部屋をできるだけキレイにして去りたいと考える方が多いようです。この記事では、退去する部屋の掃除についてご紹介しています。また引越し時は、入居する部屋の掃除も大切。入居する部屋の掃除や引越し時の掃除に便利なアイテムなどもご紹介します。

退去する部屋のお掃除ポイント

引越しの時に気になるのが、退去する部屋の掃除の仕方。時間がない中でもできるだけキレイな状態で退去できるよう、場所ごとに効率的な掃除方法や必須アイテムをご紹介します。

キッチン

キッチンは、シンクまわり、排水口、換気扇、ガスコンロまたはIH クッキングヒーターの4箇所を重点的に掃除しましょう。

<シンクまわり>
シンクの水垢汚れは、クエン酸水やお酢を使ってスポンジで軽くこするとキレイになります。石鹸カスなどの汚れには、セスキ炭酸ソーダを使ってきれいにしましょう。セスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れ、石鹸カスの汚れがひどい箇所にスプレーし、10分放置。10分後スポンジで軽くこすると、汚れをキレイに落とせます。

クエン酸水やセスキ炭酸ソーダは、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。

<排水口>
排水口の汚れには、重曹とクエン酸を使います。重曹も、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。

まず排水口に重曹をまんべんなく振りかけます。その上からクエン酸をかけ、さらにその上からぬるま湯を少しずつかけ、発泡したら、30分放置。30分後お湯で洗い流し、汚れが残っている場合は、古い歯ブラシでこするとキレイに汚れが落ちます。放置しすぎると汚れが固まってしまうため、30分以上は放置しないように、気をつけましょう。

<換気扇・ガスコンロまたはIH クッキングヒーター>
換気扇やガスコンロなどの油汚れには、アルカリ性のスプレー洗剤を使って、つけ置き洗いをしましょう。ゴミ袋を2重に重ねて、油汚れのひどい部品などを中に入れ、スプレーを20回以上吹きかけ、50度くらいのお湯を注ぎ、1時間ほどつけておきます。1時間後、排水し、スポンジで擦ると汚れがキレイに落ちます。

トイレ

トイレは、便器はもちろんのこと、便座の裏側までキレイにしましょう。クエン酸水(またはお酢)をスプレーして、スポンジで擦って水で洗い流すとキレイになります。頑固な汚れには、トイレットペーパーを当て、クエン酸水(またはお酢)をスプレーしてしばらく置いておくと、汚れが落としやすくなりおすすめです。

便器の細かい部分にあるホコリは、使い古した歯ブラシなどを使うと掻き出せます。タンクの蛇口など、金属の部分もキレイにしましょう。

風呂場

お風呂掃除では、カビ洗剤を使用します。カビ洗剤を使用するときは、製品の使用上の注意をよく読み、十分に換気して、大量に使いすぎないように気をつけ、またほかの洗剤と混ぜないように注意し、使用時はマスクや眼鏡も着用するようにしましょう。

<天井>
風呂場掃除は、天井からスタートしましょう。フロアワイパーを使うと天井の掃除がしやすく、便利です。フロアワイパーにシートを敷き、カビ洗剤をスプレーして天井を磨きます。10分放置して洗い流し、タオルなどで水滴を拭き取りましょう。

<壁>
天井の次は、壁の掃除。壁の汚れは、一般的な浴槽洗剤で落とせます。ゴムパッキンにカビが生えている場合は、カビ洗剤をスプレーし、30分ほど放置。30分後、古い歯ブラシで軽くこすって、洗い流し、水滴を拭き取りましょう。

<風呂場の鏡>
風呂場の鏡は、クエン酸水(またはお酢)をスプレーし、鏡全体をラップで包み半日放置。半日後、洗い流して、水滴をキレイに拭き取りましょう。

<床>
風呂場の床は、重曹とクエン酸水の両方を使うとキレイになります。ただし、木や大理石を使用している風呂場には重曹は使用禁止。重曹で、木や大理石を痛める恐れがあるため注意が必要です。

風呂場の床は、汚れている箇所にクエン酸水(またはお酢)をスプレーをし、その上から重曹をふりかけます。発泡したら泡を広げ、空気が入らないようにラップをかけましょう。30分以上放置し、その後古い歯ブラシで汚れを落とし、洗い流して、水滴を拭き取りましょう。

<浴槽>
浴槽は、重曹を使って掃除をしましょう。浴槽にお湯をはり、重曹を入れ、半日放置。その後湯を捨て、スポンジで軽くこすり、洗い流して、最後に水滴を拭き取ます。

引越しのお風呂掃除では、シャワーヘッドの掃除も忘れずに。シャワーヘッドはお酢を使って掃除しましょう。洗面器に酢を入れ、シャワーヘッドを1日つけます。翌日、古い歯ブラシを使って、優しくこすり、水でしっかりと洗い流したら終了です。

窓ガラスやベランダ

窓ガラスの掃除には、3枚の雑巾を使います。1枚目の雑巾で、水ぶきやガラスクリーナーを使って、汚れを拭き取り、2枚目の雑巾で、水滴を拭きます。3枚目の雑巾で、仕上げ磨きをすれば、ツヤのある窓ガラスに仕上がります。

ベランダ掃除は、まず掃き掃除をして、ゴミを取り除きましょう。ゴミを取り除いたら、雑巾で拭き上げ。苔が生えている場合は、漂白剤を使うと良いでしょう。苔が生えている箇所に漂白剤を振りかけ、10~20分放置。その後、古い歯ブラシで擦ると苔を落とすことができます。

床の掃除は、ホコリが舞っていない朝一番に行うのが理想です。まずモップを使って、ホコリを取りましょう。その後、掃除機を使ってゴミをすべて取り除きます。最後に水拭きをしたら、床掃除は終了です。

入居前の掃除やホコリを溜めにくい家具配置のポイント

引越し時は、退去する部屋の掃除に加え、入居する部屋も掃除が必要です。入居する部屋のお掃除ポイントやホコリを溜めにくい家具配置についてご紹介します。

入居前の掃除

入居するお部屋がクリーニング済だとしても、クリーニングされたのが数ヶ月前である可能性があります。誰も住んでいなくても、数ヶ月経過すれば、部屋にはホコリが溜まっています。引越しをする前に、フロアワイパーなどで入居前のお部屋掃除もしておきましょう。

ホコリを溜めにくい家具配置

家具の配置によって、ホコリの溜まり方が変わります。ホコリが溜まりにくくなる家具配置を心がけましょう。例えば、コンセントの差し込み口には、物を配置しないように。ソファやテレビなどでコンセントの差し込み口を隠すと、その隙間にホコリが溜まります。またコンセントに溜まったホコリに湿度が加わると、漏電し発火する恐れがあります。コンセントの差し込み口は、常に見えるようにしておき、ホコリがあるときは取り除くように習慣づけておきましょう。

食器棚や本棚は、ホコリが溜まりやすい家具です。新しく購入する場合は、扉付きの棚などにして、ホコリが溜にくい家具を選びましょう。

ホコリを掃除する際にあると便利なアイテム

床などのホコリを掃除するときに、あると便利なアイテムをご紹介します。

モップ

床の掃除には、モップが便利です。効率さから掃除機を使う方が多いですが、モップをかけずに掃除機を使うと、床のホコリが舞い上がってしまいます。床の掃除は、ホコリを吸着するモップを使って、ホコリを取り除いてから掃除機をかけるようにしましょう。

茶殻またはコーヒーかすや新聞紙

乾燥した室内だと、ホコリは空気中に舞いやすいため、掃除をする部屋の湿度を高めるのに有効とされているのが茶殻撒き。湿った茶殻にホコリが吸着し、空気中に舞わなくなります。茶殻がないときは、コーヒーかすや湿らせた新聞紙で代用できます。

マスク

ホコリには、花粉やダニ、フケなどが含まれており、吸い込みすぎるとアレルギーを引き起こす可能性があるといわれています。掃除の際に、ホコリを吸い込まないよう、マスクで対策することが大事。掃除中に使用するマスクは、個別包装された不織布マスクが衛生的でおすすめです。ノーズフィッター入りで、鼻にしっかりとフィットして、なるべく隙間ができないものを選びましょう。

おすすめマスク:フィッティ 7DAYSマスクEXプラス 7枚入

耳が痛くなりにくい幅広やわらかゴムを使用し、長時間の掃除でも違和感なくつけることができます。1枚1枚袋に入っていて、7枚入とコストパフォーマンスもよいため、掃除でマスクが汚れて代えが必要なときにも便利です。やや大きめ、ふつう、やや小さめ、キッズと4種類のサイズから選べます。

引越し掃除時のマスク使用の注意点

・掃除中に使用するマスクは使い捨ての不織布マスクを選ぶ
・自分の顔にフィットするものを選ぶ
・ホコリが侵入しないように、鼻から顎まで、しっかりとマスクで覆う
・掃除の片付けなども終えてから一番最後にマスクを捨てる

掃除後の手袋やエプロンには、ホコリが付着しています。手袋やエプロンを外してから、最後にマスクを外すようにしましょう。

引越しの際は入居前のお部屋の掃除も忘れずに

引越し掃除は、退去するお部屋の掃除が気になりますが、入居するお部屋も、引越し前に掃除をしましょう。入居するお部屋のクリーニングは、数ヶ月前に行われていた可能性があります。数ヶ月経つと、お部屋にホコリが溜まってしまいます。引越しをする前に入居するお部屋を掃除して、快適な新生活をスタートしてくださいね。

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