気になるメガネの曇り。マスクをつけても曇らないコツとグッズは?

気になるメガネの曇り。マスクをつけても曇らないコツとグッズは?

メガネ愛用者にとって、マスク着用時のメガネの曇りは煩わしい現象のひとつ。インフルエンザや風邪の季節・花粉が飛散する季節など、我慢しながらマスクをつけている人も多いのではないでしょうか。ここでは、メガネが曇る原因やマスクのつけ方のコツ、メガネが曇りにくくなるアイテムなどをご紹介。メガネの曇りを解消し、快適にマスクをつけましょう。

マスクをするとメガネが曇るのはなぜ?

マスク着用時の曇りが気になる人は、マスクの着用方法が正しくないのかもしれません。
「マスクをつけるとなぜメガネが曇りやすくなるのか」考察します。

メガネが曇る一番の原因は「マスクのつけ方」

メガネが曇る一番の原因は、マスクを正しく着用できていないから。マスクと鼻や頬の間に隙間があると、そこから漏れた呼気がメガネを曇らせてしまいます。そもそもマスクは正しくつけないと、細菌やウイルス飛沫が侵入してくる可能性が高くなります。せっかくマスクをつけるなら、正しいつけ方を知っておきましょう。

1.マスクの「表裏」「上下」を確認する
2.顔に触れる面を内側にし、軽く半分に折る
3.ノーズフィッターを鼻の形に合わせ、顔にフィットするよう調整する
4.ノーズフィッター部分を押さえ、顔にフィットさせた状態で、耳かけゴムを耳にかける
5.プリーツを上下に広げ、隙間無く顔にフィットさせる

マスク着用時のポイントは、とにかく「隙間を作らない」こと。鼻・口をしっかり覆い、頬の間にも隙間ができないよう注意しましょう。

※実際に着用の際は、メーカーにより仕様が異なりますので、パッケージ等で確認してください。

メガネが曇る仕組み

なぜ呼気が漏れるとメガネが曇るのか。それは「結露」によるもの。寒い日に温かい室内に入った時、呼気が冷たいメガネのレンズに当たると「結露」が発生し、メガネが曇ってしまいます。

外気の温度が高い時期は呼気とレンズの温度差が少なく、結露の発生は稀。しかし外気の温度が低い時期は温度差が大きく、結露が頻繁に発生するのです。特にマスク着用時に鼻や頬とマスクの間にスキマが出来ている人は常に温かい呼気が漏れ出すため、レンズの曇りが顕著になります。

メガネのレンズの汚れにも注意

メガネの曇りが気になる時期に気をつけておきたいのが、メガネのレンズの汚れ。レンズの表面に皮脂やホコリなどが付いていると、水分の微粒子が付着しやすくなります。曇りが気になる季節は、メガネをキレイに保つよう心がけましょう。

マスク着用時のメガネを曇りにくくするコツ

マスクによるメガネの曇りに悩む人は、マスクをつける際にちょっとした工夫をしたり、メガネのレンズを曇りにくいものに変えるのがおすすめ。マスクをつけてもメガネが曇りにくくなるコツをみてみましょう。

マスクの着用に一手間かける

メガネの曇りが気になる場合、基本的にはマスクの上部にあるノーズフィッターをきちんと鼻の形に折り曲げ、呼気が漏れないようにすることが大切。それでもメガネが曇ってしまう人は、鼻と頬に沿うように凸型に折り目をつける方法を試してみてください。肌とのフィット感がより高まり、呼気が漏れにくくなります。

また、マスクの内側にティッシュを添えてからつけるのもおすすめ。ティッシュは4つ折りにして肌とマスクの隙間を埋めるように添えるのがポイントです。

レンズを防曇に変える

メガネを曇らせたくない人は、思い切って防曇加工が施してある「防曇レンズ」に変えるのもおすすめ。「防曇レンズ」は曇りを防ぐ加工を施してあるレンズのこと。さまざまなメガネメーカーで提供しているので、チェックしてみてください。

ただし、どのような防曇加工が施されているかはメーカーによって異なります。比較的よく見かけるのが、水分をはじく「撥水加工」が施してあるレンズ。このほか「水分を馴染ませて曇りを防ぐ」という発想から、親水性の高いレンズもあります。コストや扱いやすさなど比較検討し、あなたに合ったものを見つけましょう。

メガネに曇り止めを塗る

曇りが気になる季節はメガネに曇り止めを塗ると、曇りの度合いを軽減できます。携帯しやすく手軽に使いたいなら、シート式がおすすめ。気になる時にさっと取り出し、レンズを拭くことで曇りにくくなります。

できるだけ効果を長持ちさせたいなら、ジェル式やスプレー式がよいでしょう。「レンズに塗布→全面に塗り広げる→乾燥→拭き上げ」と手間は多くなりますが、レンズを強力な防曇皮膜で覆ってくれます。ただし製品によっては使用できないレンズもあるため、商品説明書に目を通すのを忘れずに。

マスク×メガネでも曇らないグッズをご紹介

メガネが曇る季節をいつものメガネで快適に乗り切るなら、曇りにくいマスクや曇り防止スプレーを活用するのがベター。マスク必須の季節が来る前に備えておきたい曇り対策グッズを紹介します。

メガネが曇りにくいマスク

メガネを曇りにくくする最も重要なポイントは、呼気を漏らさないこと。そのためには、マスクと肌をきちんとフィットさせることが大切。マスク着用時の曇りがひどいと感じている人は、フィット感高めのマスクを試してみてはいかがでしょうか。

メガネの曇り止め

メガネの曇り止めは常に持ち歩いておきたい便利アイテム。耐久性の高いものなら、頻繁に塗布する必要はありません。

フィッティPLUS+めがねのくもり止め

液状の曇り止め。レンズの各面に1滴ずつ垂らして拭き上げます。フッ素化合物がレンズに密着することで、高い耐久性を発揮。1度塗ると24時間効果が持続します。レンズクリーナーとしても使えるので、1日1回の使用を習慣づけてみてはいかがでしょうか。

ノーズパッド

いつものマスクのフィット感を高めてくれるのが別売りのノーズパッド。曇り止めと併せて使用すれば、よりメガネが曇りにくくなるでしょう。

フィッティPLUS+ノーズパッド 2個入

男女兼用のノーズパッド。マスクに取りつけることで、鼻や頬の隙間をぴたっと埋めてくれます。一度使っても、マスクから剥がすことができる面ファスナーで何度でもつけ外しできるのが魅力。マスクを変えても使えるので、経済的です。ふつう・やや小さめサイズのマスクに適しています。

マスクとメガネを併用するなら事前の対策で快適に

マスク着用時にメガネのレンズが曇るのは、マスクの隙間から漏れる呼気が原因。まずはマスクをつけた時に息がもれないようマスクをきちんと着用し、それでも曇るようなら一工夫加えましょう。

また、手軽に曇りを解消したい方は、曇りにくいマスクやメガネ専用の曇り止めなどを利用するのがおすすめ。マスクの曇りによるストレス状態から解放され、快適に過ごせるはず。

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