そのつけ方間違ってない? 正しいマスクのつけ方を知ろう!

普段何気なくつけているマスクですが、本当に正しいマスクのつけ方を知っている方は少ないのではないでしょうか。実は間違ったつけ方でマスクをつけると、せっかくのマスクの役割を得られないことも…。マスクをしっかり活かすために、正しいマスクのつけ方をご紹介します。

目次

マスクの主な役割とは?

なぜ正しくマスクをつける必要があるのでしょうか。これからご紹介するマスクの役割を知ることで、理由が分かるはずです。ではマスクの役割について、いくつかご紹介していきます。

くしゃみなどの飛沫を抑える

人混みの多い街中では、咳やくしゃみをしている人がたくさんいます。そうした環境下では、細菌やウイルスなどがたくさん飛散している可能性が高いため、自身で予防することが大切になってきます。

ウイルスそのものは直径が0.1マイクロメートルと小さく、普通のマスクで防ぐのは困難。しかしウイルスを含んだ飛沫ならマスクを通過できないため、マスクを正しくつけることで、周りの人たちへの感染を防ぐことができます。周りへの感染対策のためにもきちんとマスクをつけましょう。

口腔内の保湿

空気が乾燥する季節は、当然ながら口や喉も乾燥してしまいがちです。乾燥はウイルスが増殖するのに最適な環境になってしまうため、加湿の対策が重要です。こまめな水分補給やマスクを活用することで、口や喉の保湿をすることができます。

また乾燥シーズンに関わらず、就寝中のタイミングでも口を開けて寝てしまうと、口腔内の乾燥を招きます。気になる方は就寝時もマスクを着用することをおすすめします。

花粉の対策

花粉はくしゃみによる飛沫よりも直径約30マイクロメートルと物質自体が大きいため、ガードするにはマスクの着用が効果的です。顔のサイズに合ったマスクを選び、花粉の侵入をしっかりと防ぎましょう。

マスクの種類について

市販されているマスクといっても、その種類は様々です。マスクにはどんな種類があるのか、代表的な形を3つご紹介していきます。

平型マスク

主にガーゼ素材で作られた平たいタイプのマスク。インフルエンザや風邪の対策にはあまり向きませんが、天然素材で作られている綿100%のマスクは肌にとても優しいため、小さい子どもからお年寄りまで安心してつけることができます。水分を含みやすい特長もあるため、防寒や保湿に役立つマスクです。

立体型マスク

不織布素材で立体裁断がしてあるカップ型の立体型マスク。口元に適度な空間があるため、“リップが落ちにくい”という女性にとっては嬉しいメリットも。呼吸がしやすいため、就寝時の乾燥対策として最適なマスクです。

プリーツ型マスク

不織布で作られ、鼻にあたる部分にノーズフィッターが組み込まれていることが多いプリーツ型マスク。プリーツを広げることで鼻から顎までをしっかり覆い、細菌やウイルス飛沫の侵入を防ぐフィルタの性能も高く、長時間着用しても疲れないのが特長です。

マスクの誤ったつけ方・正しいつけ方をご紹介

よく見かける間違ったマスクつけ方のパターンをいくつかご紹介します。あなたのつけ方は大丈夫ですか?

顔にフィットしていない

マスクの使い方NG集

小顔効果を期待して、あえて顔にフィットしていない大きめのマスクを使用している方いますよね。顔のサイズに合っていないマスクを着用すると、マスクと顔の隙間から細菌やウイルスが入り込んでしまう原因となり、マスクの役割が果たせなくなってしまいます。マスクの役割をしっかり得るなら、マスクのサイズも意識しましょう。

鼻を出している

マスクの使い方NG集

息苦しいからとマスク着用の際に口元だけ覆い、鼻を出している人がいますが、これは適切なつけ方ではありません。ウイルスや細菌などの飛沫は口元からだけではなく、鼻の鼻腔も通って体内に侵入します。既に感染している場合は、鼻腔からウイルスを含んだ飛沫が出てしまう可能性もあるため、マスクをつける際はしっかりと鼻まで覆い、ノーズフィッターも調節し鼻の周りに隙間ができないようにフィットさせるようにしましょう。

顎にかけたマスクを再度着用する

マスクの使用法NG集

マスクをつけていない外気にさらされている部分は、ウイルスや細菌・花粉などが多く付着しています。そんな状態でマスクを顎にずらして着用すると、マスクを元の位置に戻した際、口元や鼻にウイルスや菌が入り込んでしまう可能性が出てきます。

間違ったマスクの処分方法

ここで、つけ終わったマスクの正しい処分方法もご紹介しておきます。

マスクをつけ終わった際、そのまま放置したりポケットにしまったりしていませんか。これらの行為は菌やウイルスの拡散に繋がります。もし周りの人への感染防止としてマスクをつけていたなら、その行為が原因で感染を招いてしまうことも。

マスクを捨てる際は、出来る限りマスクの本体部分に触れないように外し、マスクの外側を内側に折りたたんで密閉できるビニール袋などに入れて処分しましょう。
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正しいマスクの着用方法

マスクの正しい着用方法、手順を図解で紹介します。

①表と裏を確認する

マスクをつける際、マスクの表と裏を確認するようにしましょう。(メーカーや製品により仕様が違いますので、パッケージなどで確認してください)

②鼻の部分にフィットさせる

ノーズフィッターを鼻にあて、隙間ができないよう注意し、鼻の形にフィットするように調節します。

③耳にかける

先ほどのノーズフィッター部分を押さえ、顔にフィットさせた状態で、耳かけゴムを耳にかけます。

④プリーツを上下に広げる

顔に合わせてプリーツ部分を上下に広げ、鼻から顎まで覆い、顔とマスクの間に隙間ができないようにフィットさせましょう。

マスク着用時のQ&A

マスク着用時に「こんな時はどうしたらいいの?」と疑問に思うこともあるはず。そんなマスクにまつわる疑問についてQ&A形式で解説します。

Q:マスクで息苦しい時の対処法は?

マスクをつけていると顔半分が覆われているため少し息苦しさを感じる場合もあります。そんな時はマスクの形状を見直すことで息苦しさが軽減することも。またプリーツタイプはプリーツを広げずに使うと、顔とマスクの間に隙間ができてしまうため、プリーツは必ず広げて着用しましょう。

Q:外出先でのマスクの保管方法は?

一度着用したマスクは再利用しないことが基本ですが、外出時に緊急でマスクを保管する際は、表面を内側にして折りたたみ、ポケットなどに直接しまわず、清潔な袋などに保管して携帯しましょう。専用の抗菌・除菌機能が付いたマスクケースなどに保管できればベストです。こうすることで衣類などに菌が付着することを防ぐことできます。着用したマスクとこれから着用するマスクは別々に携帯するように心がけましょう。

Q:手にしたマスクのサイズが大きかった場合は?

外出時に大きいサイズのマスクしかない場合は、耳かけ紐の部分をより顔にフィットするよう適度な長さに調節するなど、なるべく顔にフィットするようにマスクを調節しましょう。

マスクを正しくつけて、きちんと対策しましょう!

意外と意識する人が少ないマスクの正しいつけ方。今回ご紹介した正しいマスクのつけ方を実践することによって、マスクの役割を活かすことができます。この機会に正しいマスクのつけ方を見直し、今日から取り入れていきましょう。