風邪から身を守る！マスクをしていると安心

風邪の主な原因はウイルスによる感染症です。ウイルスの正体は、真菌類や細菌よりもはるかに小さい、生きた細胞に侵入しないと増殖できない感染性微生物です。ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなどが有名で、これらのウイルスが体内に侵入して増殖することで風邪の諸症状が現れます。ウイルスによって感染した細胞は正常に機能できなくなることから死んでしまい、死んだ細胞から新しいウイルスが放出されて他の細胞に感染します。

ただし、ウイルスはそれぞれ決まったタイプの細胞にのみ感染することが知られており、風邪の症状を引き起こすおそれのあるウイルスは上気道の細胞だけに感染します。そのため、風邪の原因ウイルスは自然界に約200種類もあるといわれていますが、どんなに種類が多くても予防方法は同じなのです。

風邪以外の際にもマスクはいろいろなシーンで活躍します。たとえばすっぴんのときや、顔色が優れず表情を隠したい場合でもマスクがあると安心です。そのため、風邪の季節や花粉症の季節だけでなく、一年中マスクを愛用している人も多いようです。

ただし、中には深刻なマスク依存症になってしまう人もいます。マスク依存症は、マスクをしていることで落ち着く、常に顔を隠しておきたいという人に多くみられ、重症になるとマスクがないと外出できなくなってしまうこともあります。風邪対策、保湿、すっぴん隠しなどの健康目的や美容目的以外でマスクを利用することは良いことですが、依存症レベルにならないように注意しましょう。

マスクは花粉や風邪の対策として欠かせないアイテムです。花粉症や風邪が本格的に流行する前に準備をしておくと安心です。病気やアレルギーへの私用目的だけでなく、すっぴん隠しや保湿効果などの美容目的としても利用できるため、一年を通じて活躍することが多いアイテムでもあります。ただし、マスクの形や機能によっても使い方が異なるため、目的に合うマスクを選ぶことが大切です。大きすぎるマスクや小さすぎるマスクは本来の機能を損なう恐れもあるため、それぞれの顔にしっかりフィットするマスクを選んで使うようにしましょう。