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気温が低くなり、空気が乾燥する冬。また、室内のエアコン使用などによって、代謝の低下など、さまざまな要因が重なり、肌トラブルが多くなる季節です。冬にカサカサ肌に悩まないために、大切なのは十分な保湿。毎日の生活を見直して、冬もトラブル知らずの肌で過ごしたいですね。
皮膚の構造とはたらき

皮膚は、お菓子のミルフィーユのような階層構造になっています。大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分かれ、とくに乾燥の影響を受けやすい「表皮」は、上から「角質層」「顆粒(かりゅう)層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」という4つの層に分かれています。
一番上にある「角質層」は、平均の厚さがおよそ0.05mmで、料理で使うラップくらいの薄さです。ここはバリア機能という重要なはたらきを担っていて、大きく2つの役割があります。1つはホコリや花粉、ダニ、雑菌といった外部からの異物や刺激をシャットアウトするはたらき。もう1つは、体内から水分が蒸発していくのを防ぐはたらきです。
角質層の表面は、皮脂膜という薄い膜に覆われています。この皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂と、汗腺から分泌される汗などが混ざった天然のクリームのようなもので、刺激や乾燥などから肌を守ってくれるはたらきがあります。カサカサ肌を防ぐには、角質層をうるおいで満たし、皮脂膜でしっかりとガードすることが大切です。
カサカサ肌対策のポイント
冬のカサカサ肌を防ぐためのポイントをまとめてみました。乾燥が気になり出したら、毎日の習慣を少し見直すだけでも違いますので、できることからやってみましょう。
・ エアコンをつけるときは、加湿器などを利用して適度な湿度を保ちましょう。
・ 肌の乾燥が気になるときは、直接、肌に触れる衣類は刺激の少ない綿製品にしましょう。

・ お湯での炊事は乾燥の原因となるので、できるだけぬるめのお湯を使いましょう。
・ ゴム手袋を使うときは、内側に1枚綿製の手袋をつけると、ムレや刺激から手を守ります。
・ 手に水分が残らないように、手洗い後は水をしっかりとふき取ることが大切。
・ 終わった後は、ハンドクリームなどで手を保湿しましょう。

・ 乾燥が気になるときは、38~39℃の熱すぎないお湯が適温。
・ 入浴剤は保湿効果の高いものを。皮脂を落とす硫黄成分配合のものは避けましょう。
・ 体を洗うときには綿製のものを使うか、手のひらでやさしく洗うようにしましょう。
・ ボディソープは、刺激の少ない「弱酸性」のものを適量使いましょう。
・ 入浴後には、ボディローションやクリームなどで保湿をしましょう。

カサカサ肌タイプ別のケア法

冬場のカサカサ肌をそのままにしておくと、かゆみが出てきたり、手足がカチコチになったり、さらに悪化すると乾燥した部分がぱっくりと割れてしまうこともあります。ここではカサカサのタイプ別のケア法をご紹介しますので、肌の状態に合ったケアをしましょう。
| タイプ | 主な症状 | ケアのポイント |
| 全身カサカサ | 全身の角質がめくれ上がったようになり、粉をふいたようなカサカサと乾燥した状態。 | 保湿力の高いクリームを全身に塗る。 |
| 全身カサカサ・カユカユ | カサカサの症状に加え、かゆみを感じる。かき過ぎて 傷になる場合もある。 | かゆみ止め入りの尿素配合(10%以下)の保湿剤 を使う。かいて傷になっている場合は、刺激の少な い尿素無配合タイプを。 |
| 手足カチコチ | かかと部分や指先の角質が硬く、ひび割れ、ガサガサした状態になる。 | 尿素20%配合のものでケア。肌荒れしているならば、グリチルレチン酸などの消炎成分や皮膚の修復を促すパンテノール入りを。 |
| 手足パックリ | 角質が硬くなり、パックリと割れてアカギレの症状が出る。肌が乾燥して代謝も落ちているので、治りにくく再発しやすい。 | 組織修復成分のアラントインを配合した治療薬や、ヒアルロン酸やリピジュアなどを配合した高機能の保湿クリームでケア。 |
